2013年3月9日土曜日

トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-10 サイドスワイプ。

本日のご紹介は、トランスフォーマー ジェネレーションズから、
TG-10 オートボット戦士サイドスワイプです。


海外で既に発売されている、Transformers Generations Fall of Cybertron Sideswipeを
リペイントしたアイテムで、元を正せば、同じくFoCシリーズのJazzのリデコアイテムになります。
日本でもFoCジャズは既に、ジェネレーションズ TG-02 ジャズとして発売されていて、
海外版に比べて塗装が豪華になっていました。

サイドスワイプも海外版のと比べると、全体にキャンディ塗装が施されて豪華塗装になっています。

ちなみにサイドスワイプの海外版のレビューはコチラで、
国内版ジェネレーションズのジャズのレビューはコチラでしています。

それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。





パッケージイラストは、海外版のサイドスワイプのものを特に変更無しで流用しています。

プロフィールは次のようになっています。
「誰の目から見ても、サイドスワイプは伝説になれるはずだった。戦争が勃発する前、
サイドスワイプはレースチームのスカウトに注目されていた有望な人材だったが、彼が見せた
向こう見ずな行動と手段を選ばない競争心のせいで、ついにレース界から脱落する結果に
なってしまった。オートボット軍に入隊したのはサイバトロン星の黄金時代を取り戻すため、
そして自身の汚名を返上するためでもあった。デストロニウム弾を発射できるパスブラスターで
ディセプティコンを狙う。」

海外版のキャラクターバイオでは、以下の通り。
"SIDESWIPE could have been a legend. Before the war, he was an up-and-comer, sought after in half the racing circuits on CYBERTRON. But his reckless nature and
win-at-all-costs attitude washed him out of every league he joined. He's in with the
AUTOBOTS for a chance at redemption, and a chance to bring back the CYBERTRON he remembers."

今回もいつも通り、海外版よりもプロフィールは詳細になり、新たに設定も盛り込まれています。
デストロニウム弾を発射できれうパスブラスターとは、FoCのゲーム内で使用できる武器のひとつ、
Path Blasterのことです。デストロニウムはアニメイテッドでも出てきた爆発すると大変なアレですね。
ゲームではデストロニウムがランダムに弾に込められていて火力が変わる武器でした。
オプティマスの初期装備がこのPath Blasterだったので、何となくオプティマスが持っている印象
ですが、当然他のプレイアブルキャラでも装備できます。

TF開発者の幸さんのツイートでも次のようにご説明されていますね。

@TFYUKIさんより 
このサイドスワイプの武器が、実に美味しい!! FOCのパッケージアートにも使われていた様に、この武器は、ゲームの序盤でオプティマスが使う武器でもあるのです。オプティマスに持たせると、超似合います

ちなみに、書き忘れていましたが、TG-11 ウルトラマグナスに付属している剣も、
FoCのゲームでオプティマスが持っていた剣だったりします。







ビークルモードでぐるっと。
国内版にはビークルモードとしか記載されていませんが、海外版ではCYBERTRONIAN
 RACER MODEとなっていました。
確かにレースカーっぽい雰囲気はありますね。








武器を装着してぐるっと。

TG-02 ジャズに付属していた、小さいブラスターがサイドスワイプにも付属しています。
海外版FoCサイドスワイプには小さいブラスターは付属していなかったので、地味に嬉しいですねw







海外版と比較。(右が海外版です。)
赤い成型色に白や黒の塗装だけだった海外版と、全面塗装の国内版。
色が赤ということもあって、塗装は少し剥げやすいですが、見た目は圧倒的に国内版のほうが
いいですね。
遊ぶ上では、塗装剥げを気にしなくていい海外版も悪くはないのですが。

あと、蛍光ピンクでタイヤや各部が塗装された分、メリハリがあります。




付属武器のパスブラスター。
右側に張り出したドラムマガジンのような部分は回転し、ノッチが刻まれていてクリック感があります。





バレル部分は伸縮します。
ビークルモードでは、短い状態で装備した写真を載せていました。
以降の写真は伸ばした状態です。


付属武器のもう一つ、小さいブラスターは写真を撮るのを忘れていました。
海外版で付属していなかったので、ついw




海外版とパスブラスターを比較。
国内版では、マガジン部分に蛍光ピンクのラインが追加されています。
成型色や塗装の色も渋めに変更されていて、蛍光ピンクが良く映えます。

さて、それではトランスフォーム!


まずは、リアからサイドにかけてを開き、腕部を形成していきます。


肩とパネルのジョイントと、前腕とパネルのジョイントを外したら、
パネルを前に畳んでフロント部分とジョイント、上腕から下を180度ロールし、手首を出して腕部完成。

ちなみに、塗膜の厚みの影響で国内版の腕部は少し変形させ難くなってしまいました。
前腕とリアスポイラーをジョイントする部分は、ロボットからビークルに戻す際に嵌めにくく、
最初は力を込めて入れる必要があるかも知れません。
少し塗装を削ってあげたほうが、変形させやすくなり、癒着することもなくなると思いますが、
その辺りは自己責任で。

同様に、前腕と肩のパネル部分も塗膜の厚みで少し嵌めにくいです。
ビークルからロボットに変形させる際に、肩と前腕のジョイントの固さにくらべて、相対的に
肩関節のボールジョイントが弱めなので、肩から取れてしまうことも多いですが、
肩関節そのものは緩いわけではないので、肩関節を太らせるよりも余分な塗膜を
削ってあげたほうが良さそうです。



 続いて脚部。ビークルの裏側から脚を前に出して、足首を曲げて立たせたら脚部も完成です。
胴体は、まずフロント部分を持ち上げます。


 リア部分を下に折り畳み、フロントも下に折り畳みます。
リア側のスリットにフロント側を嵌めて固定。
リアスポイラーを更に下に曲げると、連動して頭部が上がり、変形完了です。





サイドスワイプ、ロボットモード。

ジャズのリデコのわりには、ビークル外装のほとんどが一新されているのと、頭部のリデコの
おかげでジャズの印象はほぼありません。

ただ、ロボットモードはゲーム内とはあまり似てない結果に。
まぁ、元の海外版からそうなので仕方ありませんがw

これは、ビークルモードでの再現性を高めた結果ですね。


これがビークルモード。トイ用に描き起こされたCGですが、FoCゲーム内でのものと
ほぼ変わりません。
ビークルモードは非常に良く似ていて完璧に近い造形ですね。


これがロボットモード。これもトイ用に描き起こされていますが、ゲームでの姿とほぼ変わりません。
さすがにジャズのリデコということで、変形パターンが似て異なるのでゲーム内の再現性は
ビークルモードほど高くありません。
まぁ、変形パターンが違う時点で再現するのがほぼ無理ですので、頑張ってるほうだと思いますw


各部。


海外版では目が未塗装でちょっと怖いお顔でしたが、国内版はきちんと塗装されています。
胸は大きく張り出していますが、斜め下に張り出していることもあって、サイドスワイプっぽさも
きちんと感じられる造りなっていますね。


腕は前腕が全塗装、上腕と肩は成型色のまま、となっていますが、赤部分に色合いの違和感は
感じません。
ちなみに、腕部と脚部はリデコ元のジャズのままですが、色と新規造形部分の派手さで
ほとんど気になりません。


 脚は、太股のガンメタルと向こう脛のシルバー、タイヤのピンクが塗装。
他は成型色のままですが、こちらもメタリックレッドがとても自然に仕上がっています。

タイヤの蛍光ピンクのラインですが、脚のタイヤはダミーなこともあって、海外版では塗装が
省かれていました。
海外版ジャズで試したのですが、非常に塗装しずらい場所なので、最初から塗装しておいてくれて
嬉しいですね。


 お腹から股間のパーツもジャズと同一ですが、あまりジャズっぽさを感じさせません。

背中は全部新規造形の部分。
ピンクのラインが追加されましたが、ゲーム内では2本のライン上にはピンクは無いと思います。
でも、格好良いのでコレはコレでw

リアスポイラーのピンクは海外版で黒に塗装されていた部分。
ここは、ゲーム内ではピンクが正解なので、しっかり変更してくれています。
ついでに、その横の小さいメッシュが入った四角いところも、本来ピンクなので追加塗装しておいて
くれれば、と思わなくもないですが、さすがに高望みしすぎでしょうねw





 武器を装備。
パスブラスターは、だいぶ重いのですがきちんと重量に負けずに構えられます。
各部の関節が負ける前に、重心が前に行き過ぎて倒れることのほうが多かったり。






ロボットモードで海外版と比較。
海外版の目は、自前で塗装追加した部分になりますので厳密な比較にはなりませんが。
目の塗装前の海外版の顔は、微妙に怖いので、ココには貼らず。お手数ですが見たい方だけ、
コチラの海外版レビューで塗装前と、分解、塗装後をご確認ください。



頭部は成型色が黒寄りになり、顔のシルバーの色調も若干違い、渋めになっています。


胴体部分。
一番、塗装が豪華になった辺りですね。
まず、国内版は中央が濃い目の赤になっています。
設定では1色ですが、光の加減で暗くも見えるので、情報量も上がるし2色のほうが
個人的には好みですね。

中央のシルバーの2本の太いラインですが、海外版では途中から白に。
設定では白とシルバーの2色ですが、海外版も設定に沿った色分けではないので、
どちらが良いとも言い難いところですw

サイドウィンドウ部分のピンクのラインはゲーム中でも存在しています。
前述しましたが、リアスポイラーのメッシュっぽくなっている部分は黒からピンクに変更。
ココもゲーム内では発光している部分ですね。


 腕部。
前腕以外は国内版も海外版も未塗装です。
成型色がメタリックになっている分、国内版のほうが質感が高いですね。

前腕は、国内版が全塗装に。裏側までしっかりと塗装されています。


脚部。
前述した、ダミータイヤへのピンクのライン追加と、太腿の塗装色が変更されています。
国内版はガンメタル、海外版は白ですが、ゲーム内ではシルバー、トイ用のイラストでは白に
なっている部分です。

設定には海外版のほうが近いのですが、国内版のガンメタルもなかなか。
個人的には、G1も白い太腿なので、海外版のほうが好みのような、FoCだと渋めのほうが
似合うので国内版も捨て難いようなw


全体としては、どちらも一長一短あり、といったところでしょうか。


 可動とか。



首はボールジョイント。
上にはあまり向けませんが、下には結構俯けます。
左右は360度回転。


肩はボールジョイントとその下に横への軸関節。
横には140度ほど。上下には特に制限なく360度回転します。


上腕にはロール軸があり、360度回転可能。

肘は1軸で、ノッチが刻まれていてクリック感の強い関節になっています。
90度強まで曲げられます。


手首はボールジョイント。
変形の都合で、内側にも90度曲がるようになっています。


股関節もボールジョイント。
横への開脚は60度ぐらいずつ、120度可能です。
前後の開脚は100度ぐらいずつ、200度可能です。


太股の下部にロール軸があり、360度回転可能。
膝は1軸で110度まで。こちらもノッチが細かく刻まれていて、クリック感が強いです。
上下の脚のバランスが良く、立て膝も可能です。


足首は、伸ばす方向に90度のみ。
こちらもノッチが刻まれていて、クリック感が強いですね。

股関節と肩のボールジョイントな部分以外は、クリック感がとても強く、サイズの割りには
非常にしっかりした関節になっているおかげで、重い武器もラクラク持てるようになっています。


そんなわけで、トランスフォーマー ジェネレーションズのTG-10 オートボット戦士 サイドスワイプの
レビューでした。

ビークルモードでの外装が全面塗装になったことで、海外版よりとても豪華で、落ち着いた色に
纏められている反面、塗膜の分の厚みで若干変形時に注意が必要になりました。
(といっても注意しないと壊れるとか傷が入るとかいう類のものではないので安心ですが。)

国内版、海外版ともに出来は良く、とてもバランスが良い造形になっています。
いつものTFとは少し違う方向性の顔の造形なので、その辺りは好き嫌いが出るかな、と思います。

顔が嫌いでなければ、ジャズ同様に良いアイテムですので、触ってみるのも良いかと思います。


それではまた。


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