2013年3月23日土曜日

トランスフォーマー マスターピース MP-16 フレンジー&バズソー。


本日は、サウンドウェーブ特集7回目、トランスフォーマー マスターピースから、
MP-16 フレンジー&バズソーをご紹介します。



マスターピースは、MP-13 サウンドウェーブ自体まだだったり、MP 15 ランブル&ジャガーもまだ
ご紹介できていませんが、本日発売ということで需要のありそうな方からw


音波さんリスト。
トランスフォーマー マスターピース MP-16 フレンジー&バズソーは、同じくマスターピースの
MP-13 サウンドウェーブに収納できたり、絡めて遊べる機能があります。

カセット自体の大きさは同じなので、G1のサウンドウェーブにもしっかり収納できたりしますので、
マスターピースのサウンドウェーブを持っていなくても、十分に遊べるトイになっています。

今回のモノ自体は、フレンジーがMP-15 ランブル&ジャガーに入っているランブルの色違い、
バズソーがMP-13 サウンドウェーブに付属していたコンドルとの色違いになります。

それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。




パッケージ表は2体で、横では1体ずつアップで写っています。
また、MP-15同様にパッケージには箔押しがされていません。
2体入っているので、コスト的に厳しいのかも知れませんね。
まぁ、今回箔押しされていたら、MP-15は何だったの?ということになりかねませんし
今までの箱とデザインは踏襲しているので、無くても何となく高級感は感じたりw




パッケージ裏の説明にはサウンドウェーブさんもちゃっかりと出演。
フレンジーはこのサイズで全身20箇所可動するそうです。凄いですね。
バズソーは背中のブースターを含めた完全変形が説明されています。

それにしても、製品の文章で「イジェークト」と書かれると不思議な気分ですw




 中身。
蓋がないため個別にビニールに入った状態で収納されています。
スペースの余裕がないので、小物はケースではなくビニール袋に。
アンコール 22 ツインキャストで取られていた、バリアケースにテープを入れるという手段は
取っていません。

正直、開封後にしまっておくことも考えると、箱のサイズを大きくするかバリアケースにテープを
入れてでも、きちんとしまえるようにしておいてくれたほうが有り難かったところです。


カードは2体で1枚。
個人的にはあまり気になりませんが、コストのかかる部分でもないのでカードを別々にして
欲しかったという意見も聞こえてきたり。


説明書。
テックスペックやプロフィールなどのキャラクターバイオや武器の細かい設定なども載っています。
購入して読んでもらいたいところですが、探せば出てきちゃうでしょうから読めるか読めないか
ギリギリの辺りでw




近いうちにレビューするとは思いますが、MP-15とパッケージを並べてみました。
同じような構成ですが、細部は微妙に違う、いつものパターンです。






 カセットモード。
表は分割線が結構見えていますが、カセットそのもの。
実際には一般的にカセットテープと呼ばれていた規格の物ではなく、
初代G1同様にマイクロカセットという規格のテープにサイズを合わせてあります。
なのでカセットテープのイメージよりはだいぶ小さめ。

裏面はロボットモードでのディティールが細かく入っていますね。


G1の復刻版、トランスフォーマー アンコール 19 カセット大作戦vol.3のフレンジーと比較。
左がアンコール版、右が今回のマスターピース版です。

アンコール版では、当時品同様に文字が入っていて、カセットテープとしての存在感を上げて
いますが、マスターピース版では無くなっています。
また、テープの覗き窓の描写も無しに。
テープリールは少し窪み、再現度が上がっています。

裏側では、金色が銀色になったのが目立つ変更点でしょうか。


それではさっそくトランスフォーム。


足首を前腕のスリットから外し、折り畳まれた太腿を脹脛から出しながら脚全体を下に伸ばします。


 足首を立てて、立たせたら腰を下に伸ばして、腕を横に下げます。


 前腕から手首を出したら、背中から首を引き出し、頭部を前に向けます。


背中のテープリールの穴に武器を装着したら変形完了です。






フレンジー、ロボットモード。
頭部形状、全身のバランスともにモノ凄く良くなっています。
アニメに出てきた姿そのままのバランスに、細かいディティール、凄く格好良くなった顔と、
文句のつけどころがありませんね。

背中に穴が開いてしまっていますが、あまり目立ちませんし当時同様に下から飛び出す変形に
していたら、どう考えても首が固定になってしまうでしょうから、個人的には問題ないどころか
総合的にプラスな部分です。




各部。
足首のボールジョイントが少し目立つかな、とは思いますが、サイズ的に多重軸関節は無理ですし
仕方ない部分ですね。
角度的に見えていませんが、肩と股関節にもボールジョイントがあります。
こちらもサイズ的に仕方ないですねw

縦横両方の軸が必要じゃない残りの全ての関節は軸関節になっています。


可動とか。


首は変形の都合で根元のほうから上に向けられます。
あまりやりすぎると見た目が変になってしまいますがw
左右のロール軸もあり、360度回転可能です。


肩は変形を兼ねた横への軸関節とボールジョイントの複合です。
ボールジョイント部分だけで、90度強、軸関節を合わせると真上まで肩が上がります。



腕にロール軸はないため、ロールは肩のボールジョイントで補います。
左右に15度ずつぐらい動きます。


肘は1軸で90度まで。
手首は収納方向に曲がるだけです。


 股関節はボールジョイントと軸の複合関節です。
前後には軸部分を使って180度開脚可能。
左右にはボールジョイント部分を使って180度開脚可能です。


太腿にロール軸はなく、脚のロールは股関節のボールジョイントで補います。
360度回転可能です。

膝は、ちょっと特殊で、丁度膝部分にあたるところだけで考えると1軸ですが、
直下の脛に埋もれている部分もいれると二重関節として可動できます。
膝部分だけですと前に70度くらい、後ろに80度くらいまでです。



直下の脛に埋もれている部分はクリック感の強い軸になっていて、わずかに曲げただけで
左上のように100度くらいまで、1段階曲げると右上のように140度くらいまで。
2段階曲げると180度曲げられ、正座が可能になります。



 足首はボールジョントで、後ろには10度いかないくらいの気持ち程度曲げられるだけですが、
前には完全に脛につくまで、90度曲げられます。
左右は15度くらいずつといったところです。
また、ボールジョイントのため、横へのロールも可能で、こちらは360度回転します。


続いて武器や付属品など。


背中に背負った武器はマシンガンです。
アニメ、G1トイ同様に、手持ち武器にもなるのですが、背中の穴と手首の穴は径が違うので
そのままでは持てず、手前の状態から奥のように軸を変更してあげます。


マシンガンを装備して。
まぁ、あんまり使ってる印象は強くないんですけどね。
背中も寂しくなっちゃいますし、G1トイだとやたら手にハメずらいので、
結局背負ったままにしてることが多かったりw


手首の穴は3mm径かと思っていたら微妙に3mmより狭いので、
我が家の3mm軸のほうきは端っこしか持てませんでした。

ちなみに、テープリールの穴は3mmより太く、ほうきスカスカで、5mm軸は入らず。



マシンガンよりも武器としてお馴染なハンマーアーム。
肩から90度曲げて、肘も曲げ、手首を収納したらハメ込みます。




ハンマー部分は伸縮可能です。
地面を叩くには、直立だと届かないので、前屈みにしてあげると丁度いいですね。



このハンマーアーム、使っていないときは余剰パーツになると思いきや、
余剰パーツ=失くす、の図式をしっかり分かってくれているタカラトミーさんは、
余剰パーツにならない工夫をちゃんとしてくれています。

(きっと昔は散々余剰余剰言われてたんでしょうねぇ...w)



マシンガンはハンマーアームに収納ができ、ハンマーアームをアームズホルダーにセットすると...



テープリールの穴に差し込むことで、ハンマーアームを丸ごと背負うことができるようになります!
凄い! 画期的!! 凄く重そうw

ハンマーアームはそれなりに重量があるので、前傾姿勢でいないと自立できなくなります。
まぁ、そのときはハンマーアームで支えて寄っ掛かればいいだけではありますがw


また、アームズホルダーは、背中に開いている頭部があった部分と腰を挟みこむことで固定ができ、
この状態でも、きちんとマシンガンを装備できるようになっています。


この状態だと、微妙に三枚目キャラな感じが強くなりますねw


個人的には余剰パーツになるくらいなら、オプションパーツなんていらないと思ってるくらいなので
こういう工夫は本当に有り難いです。
でもあくまでオプションパーツの話。変形や合体に必要なら不思議とそんなに気になりません。

むしろ、手首がやたらあったりとか、何々の状態をパーツ差し替えで再現! とかの余剰パーツは
勘弁してほしい感じです。あくまで個人的に嬉しくないというだけで、むしろ喜ぶ人のほうが
多そうなのは分かってはいるんですが...。





このハンマーアームをアームズホルダーに装着した状態は、カセットモードでも活用ができます。
上の写真のように、サウンドウェーブのセンサーパーツにアームズホルダーを装着し、
サウンドウェーブの側面にあるモールドに付けると、あたかも外部電池で充電をしているような
感じになります。


全てが計算尽くな感じでとても良いですねぇw



マシンガンは、ハンマーアームへの収納だけではなく、サウンドウェーブの両足首にある
収納スペースにも入れられます。


続いてアンコール版とロボットモードで比較です。





 フレンジーはG1トイの中でもスタイルや可動は優秀なほうですが、
さすがに30年違うだけあって、並べるとモノ凄く格好良くなっているのが分かりますね。


顔もG1トイの中では、初代アニメも結構似せてきていたんですが、その初代アニメを参考に
長年培われた今の技術でリメイクするとこんなに違うんですねぇ。


胴体もだいぶ格好良い感じになりました。
ディティールが増えたのと、所々元のディティールから変更されている部分もありますね。


腕もディティール自体は結構似ていたり。


脚も元のディティールを尊重した上で、さらに格好良いバランスにアレンジされています。



マシンガンも比較。
こちらも元のディティールを上手く活かしていますね。

身長は伸びたのに、マシンガンはだいぶ小さくなったため、
背負ったときの全体のバランスが取れた感じになっています。


さて、長々とフレンジーを紹介してきましたが、
続きましては、セットの片割れであるバズソー。
まずはカセットモードから。





 バズソーと言えば金色のイメージでしたが、今回はアニメでのイメージのためか、
山吹色っぽい感じに。


比較対象は、アンコール 15 カセット大作戦vol.1のバズソーです。
カセットテープ面も、アニメイメージということで山吹色に変更されているのが分かりますね。
あと、首の収納方向が逆になっているのも大きな違いでしょうか。
あとは、フレンジーと同じくテープ面に文字が無かったり、テープの覗き窓の表現が
省かれていたり、といったところです。

それでは、さっそくトランスフォーム!


まずは、テープ覗き窓の部分を押して、首を逆側に押し出します。


そのまま180度首を回転して出したら、脚を立てます。


足首を90度回転させて前を向けたら、引っくり返します。


左右のブースターを起こして中央に折り畳んでいきます。


垂直尾翼を立てたら、畳まれていた翼先端を裏から出します。


翼の根元から後ろに90度回転して下げて、頭を起こしたら変形完了です。






バズソー、ロボットモード。

G1トイでは余剰になっていたブースターが差し替えなしの完全変形で再現され、
コンドルで初めて見たとき、初めて変形させたとき、そして色違いのバズソーを触っている今でも、
やはり感動しますね。凄まじいです。

しかも、垂直尾翼のパーツなんてこんなに小さいのに、ペキッと壊れそうな気配がないのが
凄いですね。もちろん、だからと言って変形時に垂直尾翼の先のほうだけに力をかけて
曲げるようなことはしないほうがいいですが。
仮に、気が抜けてて思わず上記のような力の掛け方をしてしまっても、多くの場合は
大丈夫なだけの剛性が保たれています。


頭部にはスパイカメラの展開ギミックもあります。
これもモノ凄い小さいパーツで出来ています。

可動とか。


首には頭部と首の付け根に可動軸があります。


翼は変形時にも使ったヒンジで180度曲がりますが、通常の立ち方では60度くらいで
床についてしまいます。
また、こちらも変形に使った軸で前後に翼を90度スイングできます。



足首は360度回転します。


また、脚も後側に70度くらい曲げられます。
足首の向きによって干渉具合が変わりますので、真横を向ければ90度まで曲がりますが、
ただ変形を戻しただけ、になってしまいますw





これらの可動を使って、鳥っぽく精一杯身体を大きく見せた威嚇のようなポーズや、
翼を畳んで休んでいるようなポーズも可能です。




アンコール版とロボットモードで比較。

アンコール版はブースターが後付け方式なので、一体化しているマスターピース版のほうが
サイズが小さくなっています。
頭部と翼はアニメイメージな形状に変更されています。

他の部分は元のデザインを尊重した造形になっていますね。


カセットロン、リターン!

ゾロゾロ。

ゾロゾr...入リキラナイ。

困ッタ。3枚シカ入ラナイ。
そこに助っ人参上。

コッチニ入レ。

全員、リターン完了。

予備もOKなら俺達も入れろ!
コレ以上、入ラナイ。ヤメロ...。


ドバァッ!!


と慣れない寸劇っぽいことをしてみましたが、MP-13 サウンドウェーブに入るのは、
カセット3枚までです。
サウンドウェーブにはコンドルが付属しているので、MP-15かMP-16を買ったら定員丁度ですw

まぁ、それでも1枚しか入らなかったG1アイテムに比べたら3倍も入りますし、さすがに3枚以上は
スペースが無いので、前後に太くしないといけないですし、仕方ないところです。
それでも、カセットロンは多ければ多いほど楽しい、と私は思いますよ。

ちなみに写真で分かるように、私はMPサウンドウェーブとMPカセットロンを予備として
もう1セット買ってあるんですが、最後の写真には、関係ないものも混ぜてみてます。

どれが何かは、書かなくてもたぶん皆さん分かりますよねw
きっとそのうち音波さん関連でレビューすると思いますので、もし分からなければ
答えはその時にでも。



そんなわけで、トランスフォーマー マスターピース MP-16 フレンジー&バズソーのレビューでした。

両方ともリカラーアイテムということで、様子見している人もいるのではないかと思いますが、
何度も言いますがカセットロンは集めれば集めただけ楽しく遊べますので、例え音波さんに
入りきらなかったとしても、買う価値はあるんじゃないかなぁ、と思う次第です。


それに、もしかしたら売れ行きが良ければ、今回マスターピース化されていない、
あんなカセットロンやこんなカセットロンにも出番が回るかも知れませんしw
その時になってから、こんなに揃うなら買っておけば、と思っても遅いかも知れません。

また、MPサウンドウェーブ無しでも(また写真撮り忘れていますが)G1のサウンドウェーブ、
サウンドブラスターにも同サイズのカセットですので当然収納できます。
良く動くリメイクとして、G1音波さんのお供にも良いと思います。

発売日は今日3月23日ですが、既に品切れのお店も多いみたいですので、
もし購入予定がある方は、お早めにしたほうがいいかも知れません。


それではまた。




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