2013年3月21日木曜日

トランスフォーマー Commemorative版 サウンドウェーブ。

サウンドウェーブ特集3回目は、アメリカでのG1の復刻シリーズ、Commemorative版のサウンドウェーブを取り上げてみたいと思います。



サウンドウェーブ特集は次の手持ちの音波さんリストを紹介していく予定ではありますが、
1日1記事作れるかな、と思っていたところ結構厳しいので、順番通りではなく需要のありそうな
ところから摘んでいって、残りは後回しにしようかなーと思っています。

  • G1(アンコール版アンコール版サウンドブラスター、Commemorative版)
  • トランスフォームJr.(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • 極小変形
  • ミュージックレーベル(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • ギャラクシーフォース(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • アニメイテッド(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • リベンジ(通常版、キャラホビ2009限定版)
  • ユナイテッド(WfC、海外版Generations)
  • ダークサイドムーン(デラックス、HA、CV)
  • シャッタードグラス(BOTCON版、e-HOBBY版)
  • Kre-O
  • プライム(AM、海外版RID)
  • Generations 2.0(FoC)
  • ビーストハンターズ
  • マスターピース
Commemorativeというシリーズは、アメリカのトイザらス限定で発売されていた
G1の復刻シリーズで、2002年から2005年にかけて、日本のTFコレクションと連動しながら
展開されていました。(一部トイはHasbro Toy Shop限定)

Commemorative版サウンドウェーブは、Commemorativeシリーズが終了した後の
2007年にClassicsのパッケージで発売されたアイテムになります。
そのため、Commemorative版としての製品番号はなく、パッケージもそれまでの
Commemorativeシリーズとは全く違う物になっています。
なので、正確にはTransformers Classics Commemorative Edition SOUNDWAVEなのかも
知れませんね。

復刻にあたって、サウンドブラスターの金型を使用しているため、サウンドウェーブなのに
ダブルカセットデッキという状態になっています。
これはアメリカでのサウンドウェーブの2回目の復刻にあたる、SDCC限定25周年記念の
Universe版サウンドウェーブでは、元のシングルデッキに戻っているため、
このCommemorative版サウンドウェーブだけの特徴になります。


それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。




パッケージイラストが凄く格好良いです。

あと、気付いた方がいるかも知れませんが、私が所持しているCommemorative版には、
Toy'R'Us exclusiveのシールが貼ってありません。
通常は、Toys'R'Us exclusiveのシールが、表のパッケージイラストの左上のスペースに貼ってある
はずなのですが、新品で購入したにも関らず、貼ってない状態。
コレは、たまたま私のものだけ剥がしてあるわけではないようで、シールが貼ってないモノも
わりと見かけます。

調べた限りでは、トイザらス限定でしか販売されていない筈なのですが、よく分かりませんでした。
値段もそれなりに高騰していたと思っていたのですが、結構バラつきがあり、新品未開封でも
3〜4000円くらいで買える場合も。

もしかしたら、アメリカ以外の海外ルートでトイザらス限定ではなく一般販売がされているのかな、と
思ったりしましたが、シールの有無の詳細をご存知の方がいらっしゃったら、教えて頂けると
有り難いです。


classicsでの発売のため、箱のデザインはclassicsを踏襲。
箱裏にはJETFIRE、MIRAGE、GRIMLOCKが紹介されています。


箱の表はマジックテープで上下が留められていて、剥がすとサウンドウェーブが起き上がります。
これも、胸のダブルカセットと併せて、commemorative版の大きな特徴になっていますね。


開いた左側にはキャラクターバイオなど。右側は大きく覗き窓が開いています。




レーザービークとラヴィッジが付属しますが、設定等は特に記載されておらず、音波さんご本人
だけの説明になっています。



大きな覗き窓は、未開封でも十分楽しめちゃうくらいに収納にも凝っています。
私は片っ端から開封して遊ぶ派なのであんまり関係ありませんが、この箱は出来るだけ綺麗に
取っておこうくらいは思いますね。


中箱はこんな感じです。
PET素材のケースが通常とは天地が逆になっているのが分かりますでしょうか。
通常は蓋として使うであろう、底の浅い方を下側にしていることで、未開封での見た目が
良くなるように工夫されています。

その代わりに、収納が少しだけ面倒になってるんですがねw
でもこれはこれで悪くない選択だと思います。
収納するときも、蓋側に各パーツを収納して、底側を重ねてから天地を引っくり返して
箱に入れる、というだけですから。




アメリカでのG1当時の説明書はフルカラーで実物の写真を使ったものでしたので、
新たに書き起しているようです。最近のモノと近い雰囲気のフォーマットですね。

PROOF OF AUTHENTICITYと記載された右下のシークレットエンブレムの部分だけは、
G1から流用されています。

ちなみに、サウンドウェーブのアメリカでのG1の説明書は、PROOF OF AUTHENTICITYの説明が
あるものと、無いものがあるようです。
G1の説明書はてきとーに、「G1 soundwave instruction」などと検索すれば見つかると思います。





今回も単体の写真は無しで、いきなり比較からです。
左がアンコール版。右がcommemorative版です。

アンコール版の記事でも説明していますが、アンコール版のデッキの蓋(胸の中央)の
デストロンマークのシールは別のものに貼り替えています。
元の色合いはcommemorative版に近いものでした。

アンコール版より、本体の色は若干暗め。胸のカセットデッキの蓋は張り出して、
透明度が上がっています。
ユーザーシールも既に貼られた状態になっているので、カウンターにも010が貼ってありますね。

また、背面の上部に大きくCEの文字がプリントされています。


電池ボックス内には、数字が書かれた円状のモールドは無くなり、代わりに
一番下に21641と刻まれています。





アンコール版とロボットモードでも比較。
やはり、本体の成型色と、胸のデッキ蓋の形状と色、ユーザーシールの有無が違いになります。


 顔はどちらも違いはありません。


デッキ蓋の形状は、サウンドブラスターのもの。
今まで触れるのを忘れていましたが、金色の色味もだいぶ違い、ほぼ赤銅色に。


腕にもユーザーシールだった部分が貼られています。
経年劣化のせいかも知れませんが、若干シールの色に違いがあるような。


脚。 膝上のユーザーシールが貼ってありますが、どういうことか膝下のシールが貼られていません。
他の開封写真などを見てみると、貼られているようなので、おそらく私の物が貼り忘れのエラー品な
だけなんだと思います。


付属武器も、成型色とユーザーシールが既に貼られているかどうかの違いだけですね。



続いて、付属のレーザービーク(コンドル)さん。
比較対象は、アンコール版サウンドウェーブに付属のコンドルさんです。

commemorative版は、本体部分の赤がオレンジっぽい色に変更されています。
また、テープの覗き窓部分にシークレットエンブレムが貼られています。

あとは、カセットテープ面と翼のシールの素材が違い、若干厚くてカタめの素材になっています。



トランスフォームして比較。
一番分かりやすいのは、レーザーガンの銃身の長さです。
commemorative版は安全基準の問題か、短くなっています。


 目の色が赤銅よりに変更。若干塗りの範囲も狭まっているっぽいです。
翼のシールも色が若干薄いですが、これは経年劣化かも知れません。


頭部のデストロンマークは明かに色が違いますね。
commemorative版は青よりの紫です。



ラヴィッジ(ジャガー)さんも比較でご紹介。
比較対象はアンコール版カセット大作戦のジャガーさん。

分かりやすいところでは、テープの覗き窓にサウンドブラスター用のシークレットシールが
貼られています。

コレ、ラヴィッジに貼ってもサウンドブラスターの赤いデッキ蓋じゃないと発動しないギミック
なんですが、まぁ細かいことは置いておきましょうw
ちなみに海外ではサウンドブラスター自体発売されていないのと、説明書に何の記載もないので、
分かっている人以外には何のこっちゃなシールになってしまっていますねw

あとは、シークレットエンブレムの貼り付け位置が変更されて、元の場所にあったデストロンマークが
無くなっています。




トランスフォームして比較。
前述の変更点以外は、概ね同じです。


細かいところでは、目の塗装が少し違います。
commemorative版は、アンコール版よりも目が大きめで、色も微妙に赤銅色よりになっています。

あとは、メッキの厚みのせいか、金型の劣化のせいか、commemorative版のほうが
武器のエッジがだるめになっています。
ちなみに、武器の名前は国内では陽子爆弾ですが海外版ではheat-seeking missilesのようです。


このラヴィッジ、収納するときに脚をきちんとケースと同じ形にしないと収納できないので、
一度取り出してポーズを弄ると、しまうのが面倒だったりしますw
右の写真のようにずれてると、蓋がしまりません...。




 ついでなので、アンコール版サウンドブラスターとも並べてみると、こんな感じです。




そんなわけで、トランスフォーマー Commemorative版、サウンドウェーブのレビューでした。

アメリカでの初めてのG1サウンドウェーブ復刻は、サウンドウェーブなのにダブルカセットデッキと
いう、サウンドブラスターが発売されていないことを考えても嬉しいのか嬉しくないのか
よく分からない感じでの復刻になりました。

後々、SDCC限定で通常のシングルカセットデッキのサウンドウェーブが発売されるわけですが、
あちらのファンはどういう心境だったんでしょうねぇ。

それではまた。