2013年3月20日水曜日

トランスフォーマープライム ビーストハンターズ ショックウェーブ。


本日のご紹介は、トランスフォーマープライム ビーストハンターズから、
海外版のショックウェーブです。



こちらは、海外版のTransformers Prime Beast Huntersのボイジャークラス、wave 2で
発売されたものになります。
ボイジャークラスのwave 2での新規アイテムはこのショックウェーブだけになります。

(追記: 日本でも、トランスフォーマーGo!でG-16 科学者 ハンターショックウェーブとして発売が
決まったようですね。日本版はビーストアーマーがシルバーなようで、日本版も楽しみです。 )

(さらにさらに追記: 日本版はG-16ではなく、参乗合体トランスフォーマーGo! G13 科学参謀
ハンターショックウェーブになったようでw コチラでレビューしていますので良かったらどうぞ。)

(さらに追記: リペイントもしてみました。よかったらコチラからどうぞ。)


それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。




wave 2はショックウェーブだけですので、底面は既に発売されているプレダキングになっています。



正面には、TRY ME!の穴が開いていて、HYPERFLUX CANNONの回転ギミックを試せるように
なっています。


こちらが、TRY ME! の穴から試してみた動画。
どうも、ウチのカメラは動画撮影時にピントがずれてしまうので、ボケてますがご容赦ください。



箱の横には、キャラクターバイオ。

"The cunning and brutal DECEPTICON scientist SHOCKWAVE plans to clone an unstoppable PREDACON army! "

ということで、既に海外でのトレーラーなどでも説明されているようにショックウェーブは
クローンのプレダコン軍団を作ろうとしていたようです。


箱のイラストでは残念ながら途切れてしまっていますが、全体像はこんな感じです。



パッケージ裏でも、Hyberflux Cannonの回転ギミックと、ビーストアーマーの着脱が触れられて
います。


中身。
ビーストハンターズの説明書には、章ごとのストーリーが各キャラの説明書に記載されています。



Hyperflux cannonの説明も。

"Spinning panels gather ambient cosmic energy to power blast."
"Missiles create miniature black holes on impact, totally destroying any target."
"Energy collection vortex also creates a heat shield around SHOCKWAVE that deflects
incoming fire."

ということで、回転するパネルが周囲の宇宙エネルギーを集めて、ミニチュアブラックホールを
作り出すミサイルを発射して全てのターゲットを破壊するそうです。
しかもエネルギー収集中はシールド張って無敵。

反則っぽい武器ですが、わりと他のヤツラも反則っぽい武器を持っているので問題なしかな、とw
オルタニティの連中の反則っぷりに比べたらまだ可愛いものですねw


ショックウェーブには第11章、スモークスクリーンの説明書からの続きが書かれています。

"With MEGATRON gone missing, SHOCKWAVE makes the decision to end his
PREDACON cloning program. A force of PREDACONS, united under
PREDAKING could spell doom for the DECEPTICONS as wel as the AUTOBOTS.
He is in the middle of shutting down his Hyperevolution laboratory when he spots an
AUTOBOT spy hiding in the shadows among the still-occupied chambers.
A plan forms in his precise and brilliant mind: Destroy the AUTOBOT and the lab,
and lay the blame for the annihilation of the cloning program at the feet of
OPTIMUS PRIME and his soldiers. Such an event would drive PREDAKING into a rage
that would doubtless utterly consume the AUTOBOTS in its fury."

ビーストハンターズの放映が、(一応シンガポールでは既にされていますが)アメリカでは
3月22日開始ということで、この辺りの説明書に書かれたストーリーと本編が同じ内容なのか、
前日譚のような感じなのか、サイドストーリーなのか、気になるところです。


ちなみに、説明書はコチラでHasbroからPDFがダウンロードできるようになっていますので、
全部見たいという方はダウンロードして読んでみてください。






ビークルモードでぐるっと。
パッケージ裏にはCYBERTRONIAN TANK MODEと書かれていますので、
サイバトロン星の戦車ですね。

いかにもトランスフォーマープライムでのサイバトロン製ビークルっぽい感じです。
4脚の脚にはタイヤが仕込まれているので、コロ走行も可能です。
砲塔は固定されているため、残念ながら旋回や仰角の変更は出来ませんが、この状態でも
Hyperflux cannonの回転ギミックは可能です。


ちなみに、既に情報が出ている、CYBERVERSE版のショックウェーブとも結構似たような
感じになっていて、CYBERVERSE版の出来も良さそうなのが伺えます。




 サイバトロン星の戦車、ということでアニメイテッドのショックウェーブと並べてみました。
成型色が近そうだったので、海外版同士で。

こうして見ると構造は似ていますが、腕が直接砲塔になっていて付け替える必要がない代わりに、
ビーストハンターズ版は腕がそのままな感じが強いですね。

サイバトロン製ビークルのデザインの方向性が全く違うので何とも言えませんが、
アニメイテッド版のほうが戦車のイメージには近いですかね。


成型色は、アニメイテッド版のほうが若干赤寄りの紫です。




ビーストアーマーを装着。
爪のようなアーマーは5mm軸を差し込む方式ですので、5mm軸の受けがあるモノなら
たいてい装着できそうです。

牙みたいなのが付いているアーマーは、ショックウェーブの胸のクリアパーツ左右の差し込み口に
固定する方式なので、他の人に装着させるには厳しいですね。



なんとなく、背中に砲塔を背負った四足のビーストっぽく見えてきます。
ビーストアーマーのほうも一つ目なんですねw


それではトランスフォームしてみましょう。



まずは砲塔と胴体のジョイントを外し、砲塔全体を基部ごと右に避けます。


裏返して、車体下にある右腕と胴体のジョイントを外し、肩ごと胴体横に移動します。


胴体の拡げてあったプレートを閉じます。



胸パーツと左右の太腿のジョイントを外します。
ジョイント部分は胸パーツの突起に太腿のスリットが斜めから覆い被さるようになっているため、
脚のほうを回して外さないと変に力がかかってしまい、胸パーツ側の突起部分が白化して
しまうので、気をつけてください。


胸パーツを胴体に固定して、膝を伸ばします。


脚を股関節から回して、脚全体を下げます。
膝から下を正面に90度回し、足首をスライドして収納し閉じたら脚部完成。


立たせたら、両腕を下げます。


 背中に残っているリア側のクローラーの左側の履帯を展開したあと、左右のクローラーを
閉じて狭めます。


クローラー左右を下げたら、展開した履帯を左腕のスロットに接続します。


 頭部を前に向けたら、変形完了。

と言いたいところなんですが、クローラー内側にある羽状のフィンを上に展開するのを
忘れていました。以降の写真では、フィンが上がっているものとクローラー内に閉じたままの
写真があります。すみません。




ショックウェーブ、ロボットモード。
この写真は撮り直したので、フィン上がってます。

ちなみに、全身の紫は1色ではなく、濃淡2色使用されているが分かりますでしょうか。
肩のあたりとかが分かりやすいです。

プライムの劇中では、ゆっくりスペースブリッジを歩いていたリのが印象深かったので、
なんとなくゴツく、格好良くなったように感じます。






その劇中からキャプチャしてみたのがコチラ。

背中のクローラーが追加されてゴツさがアップ、腰が小型化して格好良くなった、というところ
でしょうか。主に、脚の開き方の問題のような気もしますw


発売予定なCYBERVERSE版の宣材と。
ロボットモードでもCYBERVERSE版はだいぶ頑張っていますね。

目や頭が小さいですが、胸が黒いこともあって劇中の雰囲気だけなら、CYBERVERSE版のほうが
上かも知れないところもありますね。


特徴的な大きな一つ目には、集光ギミックあり。
光が良い感じに拾えれば、ギランギラン光ります。


が、いかんせん集光窓が真後ろから下側にかけてついているので、光源に向けてあげないと
あまり光りません。
右はウチの光源1号、Kre-Oのストラップ版サイドスワイプ

映り込んでも不自然じゃない、素敵な光源ですw
実際、目を光らせてる写真では背景っぽく入ってしまってます。
というか、それだけ光源を下げないと光らなかった、という。


 ついでに、お顔を斜めからと横から。
劇中どおり、縦に長いお顔をしています。


胸はクリアパーツになったことで、劇中再現度は下がりましたが、より今までの
ショックウェーブっぽさが上がりました。

劇中通りが良い、という方は、ビス止めで結構簡単に外せそうですので塗装してみるのも
いいかも知れません。



背中には劇中にないパーツのクローラー。
クローラーに隠れて見えにくいですが、きちんと背骨パーツも造形されています。


右腕。
上腕の裏側にある肉抜きが多少気になりますが、全体的にはとても良い感じに
複雑な曲面構成になっています。


肩は一部が跳ね上がります。
根元にバネが仕込まれていて、自動で閉まるようになっています。
バネの強さも可動の妨げにならない弱さで、きちんと元に戻る強さに調整されています。


Hyperflux cannonな左腕。
右腕と共通なのは肩だけで、上腕から下は全部違います。


Hyperflux cannonの回転ギミックはギア駆動。
飛び出たこのパーツを押し下げると中のギアが回転します。


銃身は左右にカバーが付いていて、カバーは2つの軸で銃身に繋り、軸に仕込まれたバネの
力で閉まっています。



ギアの回転が銃身に伝わると、遠心力でカバーが開くようになっています。
分解していないので構造は分かりませんが、ギアから直結されてはないらしく、銃身は
手動で自由に回転できます。


銃口側はこんな感じになっています。


そんなわけで、またもやピンボケな回転動画です。


脚もだいぶ複雑な形をしています。
腕ほど、というか左腕ほどとくに特別なところはありませんが、ロール軸が太腿上部と膝の直下の
2ヶ所にあったり。
足首はほぼ変形用の可動になってしまっているのが残念なところです。





海外版アニメイテッドショックウェーブと。

ビークル時はアニメイテッド版よりもだいぶ大きかったですが、ロボット時では同じくらいです。
アニメイテッド版ショックウェーブは、結構背が伸びるほうですので、あまり比較対象には向かない
ですねw

棒立ちというか直立不動な感じになっているのは、アニメイテッド版は、脚を開いて猫背気味に
なるので大きさがいまいち伝わりにくいかな、と思ったのと、横のスペース上の問題、
あと、ビーストハンターズ版ショックウェーブの股関節はクリック式なのですが、ノッチの幅が大きく
角度があまり選択できないからです。

脚の角度については、詳細は後ほど可動のところで。


ビーストアーマーを装着。
最初見たときはアーマーいらないなぁ、と思いましたが見慣れてくると結構いいですねコレ。

肩の干渉が大きそうに見えますが、肩は結構大きく上に跳ね上がるので、あまり気になりません。



5mm穴が右の前腕にもあるので、右腕にアーマー2つ装着すること可能です。
しかも、アーマーの形が丁度前腕のカーブに沿うようになっているので、おそらく意図された
ものではないかと思います。


肩と右前腕はただの5mm穴なので、メックテックウェポンやアームズマイクロンなど、
5mm軸のものならなんでも装着できます。

可動とか。


首は、360度の横ロールのみです。
胸、腰には可動はありません。
腰はロール軸くらいなら仕込めそうなだけに、ちょっともったいない感じが。


肩はとてもよく動きます。
肩アーマーの展開もあって、前後には360度、横には140度くらい上がります。
ただ、左腕は背中からの給弾ベルトっぽいゴムパーツが、テンション張ってしまいますので
あまり上げすぎないほうが良いかも知れません。



さらに、変形の都合もあって、前後スイングも可能です。
後ろにはクローラーを逃がしてあげれば90度まで。

前へは、左右で異なりますが、どちらも気持ち程度です。
左腕のほうが、胴体のグレーの部分の厚みの分、前にスイングできます。

右腕側も、削っても問題の出なさそうな場所ですので、可動を重視する方は削ってみてもいいかも
知れませんが、くれぐれも自己責任でお願いします。

これで、肩にはスイング、前後、横の3つの軸が使用されていることに。だいぶ豪華な肩関節です。


腕は左右で構造が違いますので、まずは右腕。
上腕の肘に近い部分に横ロールがあり、360度回転します。

肘は通常の1軸の関節で、前に90度、後ろに70度ぐらい曲がります。

手首はボールジョイント。
ロールの他に内側に90度曲げられます。


続いて左腕。
上腕には斜めにロール軸がついています。
一応、給弾ベルトが無ければ360度回転可能なのですが、
給弾ベルトを付けたままだと180度くらいが限界です。


前腕の武器部分後部についているフィンは360度回転可能です。
また、前述しましたが、銃身はギアと関係なしに手動で360度回転可能です。



 左肘も1軸の関節で、前に70度、後ろに90度曲がります。
これは、変形時に後ろに曲げるため、前腕の凹みが後ろに可動する側に設けられているためです。


股関節は2軸式で、左右方向はクリック式になっています。
前後は、前に90度弱、後ろに90度強で合計180度くらい開脚できます。
ふんどしパーツが斜めなので、きっちり脚を閉じると70度くらいまで、といったところです。





左右は90度ずつ、180度開脚可能です。ただ、ノッチが30度ずつにしか刻まれておらず、強めのクリックになっているため、
左右の開脚は4段階の組み合わせでしか開けないのが少々厄介なところです。



太腿上部と膝関節下に横ロール。
太腿上部は、開く方向に90度まで。
膝下は360度回ります。

膝関節は1軸でラチェットが仕込まれています。
90度まで屈伸可能。
ラチェットのノッチも30度刻みですが、こちらはラチェットが弱めなので30度刻み以外の場所でも
きっちり保持できます。


 足首は伸ばす方向に90度のみ。
脛から繋ったデザインになっていることもあって、伸ばす方向では使用する機会があまりありません。
実質ほぼ固定で使用することになりますが、面積がけっこう広いので接地はそんなに苦労しません。


 背中のクローラーも、変形を活かして上下に動かせます。
フィンも同様に、上は写真の位置まで、下はクローラーに収納するまで動かせます。




そんなわけで、トランスフォーマープライム ビーストハンターズ ボイジャークラス
ショックウェーブのレビューでした。


ビークルモードは、肩がまんまな感じがしますし、可動は上半身はもの凄く良いけど、
股関節だけ少々厄介なところもあり、といったところですが、
ロボットモードの造形は良く、かなり格好良く仕上がっています。

左腕のHyperflux cannonはぐるぐるさせているだけでも楽しいので、
店頭で見かけたら是非TRY ME! してみてください。単純ですが楽しいギミックですよ。

それではまた。