2013年3月18日月曜日

トランスフォーマー アンコール 21 サウンドブラスター。

サウンドウェーブ特集2回目は、G1の復刻シリーズ、アンコールから、サウンドブラスターを
取り上げてみたいと思います。


サウンドウェーブ特集は今のところ、次の手持ちの音波さんリストを紹介していく予定ですが
なんだかリストアップしただけで胸焼けがしそうな量なので、全部紹介しきれるかは
ちょっと自信がなくなってきましたw

  • G1(アンコール版、アンコール版サウンドブラスター、Commemorative版)
  • トランスフォームJr.(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • 極小変形
  • ミュージックレーベル(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • ギャラクシーフォース(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • アニメイテッド(サウンドウェーブ、サウンドブラスター)
  • リベンジ(通常版、キャラホビ2009限定版)
  • ユナイテッド(WfC、海外版Generations)
  • ダークサイドムーン(デラックス、HA、CV)
  • シャッタードグラス(BOTCON版、e-HOBBY版)
  • Kre-O
  • プライム(AM、海外版RID)
  • Generations 2.0(FoC)
  • ビーストハンターズ
  • マスターピース


直近の、FoCの国内版、海外版と、その元のWfC、マスターピース、ビーストハンターズ、
シャッタードグラスぐらいはレビューしておきたいところです。


サウンドブラスターは、「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」の第2話でブロードキャストと
相打ちになったサウンドウェーブが、第4話でスコルポノックのハイテク技術で強化再生された姿。

この、ヘッドマスターズでの死と再生が子供心に当時ショックでして、その後の扱いがいまいち
良くなかったり、ガラっと変った作風や音楽が好きになれず、当時TFから離れてしまったのでした。

今となってみれば、新しいトイを売るためのタカラの要望は分かるのですが...w

そんなこともあって、今でもG1の和製TF(ザ☆ヘッドマスターズからゾーンまで)は作風と音楽が
あまり好きにはなれません。たぶん幼少期の刷り込みのようなものなんじゃないかなぁと思います。
おかげで、当時のトイを買い漁らずに済んでいるというメリットもw

ですが、色が違えば別人のTFの世界で、色が違うのに同一人物という、TFでは珍しい設定が
加わり、その後のサウンドウェーブのバリエーションの豊富さと人気の高さに繋がっている気も
して一概にノーと言えない自分がいます。
格好良くてプレイバリューも高く人気も高かった音波さんが、黒くて赤くて金色でしかも
強化されてるとか、魅力的すぎます。


そんなわけで色々と複雑な心境もありつつ、音波さん特集の2回目はG1サウンドブラスターの
復刻版、トランスフォーマー アンコール 21 デストロン/情報参謀 サウンドブラスターをご紹介です。


前置きが長くなってしまいましたが、それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。




アンコール 03 サウンドウェーブと同じく、G1当時のパッケージを強く意識したパッケージに
なっていますが、当時品をそのまま再現しているわけではありません。

それもそのはずで、そもそも今回のサウンドブラスターに付属する、ウイングシングとエネミーは
復刻ではなく新規になりますから、当時品そのままになりようがないんですね。
当時品はバズソーとのセットで発売されていました。

ウイングシングとエネミーは、サウンドブラスター復刻にあたって適当にでっちあげたキャラという訳
でもなく、きちんと元ネタのいるキャラクターです。詳細は、後ほど。


ですので、この組み合わせでのイラストも初、というかウィングシングとエネミーはこの型での
立体化もイラストも初です。
左側に窓があり左下にご本人、左上にカセットロン、右側にイラスト、という構図は
サウンドウェーブと同じですね。



 パッケージ裏のイラストも、ヘッドマスターズ期の物になっていますね。
ちなみに、今回のアンコール 21 サウンドブラスターと、アンコール 22 ツインキャストは
同じ大きさの外箱になっていて、両者とも同じように上側にベロが出ていて、パッケージ裏の
イラスト、配置も同じようになっています。

サウンドブラスターとツインキャストは対になっているようなものなので、21と22で外箱のサイズや
仕様を合わせるのは良く分かるんですが、ベロの有無はまた別の理由なのかなぁと、勝手に
思っています。

ただの個人的な推測で本当の理由は分かりませんが、何となく、このパッケージ裏の
イラストをしっかりと見えるように、箱が絵の縦横比に合わなかったり、サイズが小さかったり
するときにベロが付くんじゃないかなぁ、と思っています。

いや、このアンコール 21、22の発売時に、ベロが収納に邪魔とかTFコレクションみたいに、
箱のサイズを統一してほしいとかいった意見を見かけたので、プラスな理由がきちんとあるはず、
と思っただけですw


アンコール 03 サウンドウェーブでは「武器パーツ」のような記載でしたが、
アンコール 21 サウンドブラスターでは、武器の名前も書いてあります。


中箱。
サウンドウェーブと配置は似ていますが、カセットロンが2体になったぶん、アイテム数が増えました。

ツインキャストと同じ大きさの箱なので、サウンドブラスターは全アイテムを並べて程良い広さに、
ツインキャストは本体と銃が大きいので、カセットボットをバリアケースに収納した状態で収めて、
若干窮屈なスペースを広く使えるようにしてあります。


説明書。右下にはシークレットシールの説明がありますね。
コレは何かというと、フォートレス・マキシマスの弱点を探った結果、身体のドコが弱点なのか
分かるようになる、というものです。

正直、シールとこの説明書だけでは何のことだかサッパリ分からない内容ですが、
当時リアルタイムで購入した人には、ザ☆ヘッドマスターズのアニメとの連動もありますし、
復刻版を手にするほとんどの人はアニメの内容を知っているでしょうから具体的な説明は
必要ないのかも知れませんねw


カードは3枚付属します。
アンコール 03 サウンドウェーブでは付属のコンドルさんの分がありませんでしたが、
新規のエネミーとウイングシングの分が付くのは嬉しいですね。

コンドルさんの分は後にアンコール 15 カセット大作戦vol.1で解消されています。
おそらく、復刻版サウンドウェーブを買う方は、カセット大作戦も買うでしょうから、
サウンドウェーブの時点で付属していなくても、問題ないと言えば問題ない、ような気もしますが
最初から付けていてくれれば、言うこと無しだっただけにもったいないですねw

サウンドブラスターのイラストは何やらイジェクト中な感じに胸が開いていますが、
当時品とTFコレクション版では、セットのバズソーが飛び出していました。
そこからバズソーと効果線だけ消した図柄になっています。
他の違いとしては、アンコール 21の部分が当時のD-101だったり、TAKARAの表記がTOMYに
変わっていたり、背景の黄色い円が下側に変更されていたり、若干裏の写真のサイズが
小さくなって線に被らないようになってたり、注意書きの文面や場所が違ったり、
微妙にいろいろ違いますね。



ちなみに、サウンドウェーブからサウンドブラスターになりましたが、役割は同じ情報参謀です。
変わった部分は結構ありますので、比較用に前回の記事で使用したサウンドウェーブの
カードを置いておきますねw

能力値が少し上がっていますが、音波さんの一番の弱点である速度2は変わらずw
スコルポノックさん、そこは強化しておきましょうよ...w

サウンドウェーブのカードは、サウンドブラスターとは逆に、TFコレクションには表裏ともにコンドルが
追加されています。


カセットロン/自律兵器ウイングシング

ウイングシングは、1990年にアメリカで発売されたアクションマスター版サウンドウェーブに
付属する、銃に変形するコウモリ型のパートナーが元ネタになっています。
配色は今回のアンコール版に付属のものと非常によく似ていますが、頭部の色はカードのイラスト同様、黒でした。トイは、成型色の都合からオレンジになっていますね。
カードのイラストでは背中の武器、コンカッションブラスターが黒くなっていますが、トイでは
ガンメタルなメッキになっています。

カセットロンとしての採用はこのアンコール版が初めてになり、ラットバットの型を流用しています。
アクションマスター版とは形は違えど、同じコウモリ型ということであまり違和感もありません。
設定的にも、アクションマスター版を踏まえたような記載があってニヤリとさせられますねw



カセットロン/反動兵士エネミー

エネミーは、1984年にアメリカで発売されたAMラジオに貼り付いていた、赤い無塗装の
フレンジー/ランブル型のカセットロンが元ネタになっています。
写真でしか見たことはありませんが、上腕と太腿が紺色で他の部分は無塗装のビビッドな赤という
配色で、破壊せずにラジオから剥がすのは無理だったそうです。
普段はその上から、ディセプティコンインシグニアの形のベルトクリップが被さっています。

その後、1985年にボイスチェンジャーとして、エネミーの頭部を象ったものが発売。
真っ赤な頭部に、シルバーな顔になり、自分の声をエネミーの声に変換できたそうです。

今回のアンコール 21 サウンドブラスターに付属するエネミーは、更にこのカセットロンの
フレンジー/ランブル型のご先祖である、ミクロカセットロボのMC-01 ミクロスを配色の
元ネタにしています。
写真でしか見ていませんが、ミクロスよりは色が若干渋めになり、太腿のシールが無くなり、
カセットの面のTAKARAの大きな文字も無くなっています。

フレンジー/ランブルも、G1からアンコールに復刻される際に、新規金型が起こされて改修され、
シールの代わりにタンポ印刷になった過程で、上腕と太腿のシールが無くなっていますので、
ミクロスの上腕にもG1当時品にあったようなシールがあるのかも知れませんが、自分が
調べた限りでは良く分かりませんでした。

エネミーの設定は無いようなものでしたので、カードに記載されている内容は今回の
アンコール化で新たに設定されたのだと思います。







サウンドブラスター、ダブルカセットレコーダー形態。

前回のサウンドウェーブとほとんど造形は変わらないということで、単体の写真はサボりましたw
まぁ、同型のレビューが(ちゃんと全部やれば)あと2回、計4回することになるので、
期間が開いていればともかく、さすがに連続して4回はご覧になる方にも億劫かな、と。

ちなみに、前回の記事でも説明していますが、サウンドウェーブのカセットデッキ中央の
デストロンマークは、中古で買ったら剥がれて折れていたので、別のものから流用しています。
元のマークとサイズは同じですが色味が少し違います。

サウンドウェーブの青い成型色の部分が黒に、無色クリアだったカセットデッキの蓋が
クリアレッドになりました。
あと、造形で唯一違うのが、カセットデッキの蓋が出っ張ったことです。
これにより、サウンドウェーブでは1枚しか入らなかったテープが、サウンドブラスターでは
2枚入るようになりました。凄い進化です。夢のダブルカセットです。当時はそんな時代でしたw



出っ張ったデッキの蓋は、細かいモールドも施されています。
また、お気付きになられた方も多いかも知れませんが、デストロンマークが大きくなり、しかも
シールではなくタンポ印刷になっています。
コレは、アニメ同様に、胸に大きなデストロンマークがあるのを再現するためだと思います。

シールからタンポ印刷への変更は、この部分だけではなくほぼ全てが印刷になっていて、
今回はユーザーシールも付属していません。
タンポ印刷化されずに、シールのままの部分も一部あるのですが、出荷時からシールは貼られた
状態になっています。

あと、細かい部分ですが、デッキの蓋の左上にあるカウンター、サウンドウェーブではココも
1枚のシールでしたが、アンコール版サウンドブラスターには010と印刷され、シールでモールドが
隠れないようになっています。

ちなみに、サウンドブラスターは以前にもTFコレクションで復刻されていますが、TFコレクションでは
シール仕様で、デッキの蓋にデストロンマークはありませんでした。
さらに言えば、TFコレクション版のサウンドウェーブはデストロンマークのシールがあり、
当時品のサウンドウェーブはデッキの蓋にはシークレットエンブレムでした。

順番的には、当時品のサウンドウェーブは蓋中央にシークレットエンブレム。
当時品のサウンドブラスターは蓋にはエンブレムもシールも無しで、左肩にシークレットエンブレム。
コレクション版サウンドウェーブで、蓋にシール、シークレットエンブレムは後ろの電池蓋中央に変更、
コレクション版サウンドブラスターでは当時品と同じく左肩のシークレットエンブレムのみ。
アンコール版サウンドウェーブは蓋にシール、シークレットエンブレムが左肩に移動。
アンコール版サウンドブラスターでは、蓋に印刷、左肩にシークレットエンブレム。
e-HOBBY版SGサウンドウェーブでは、蓋に印刷、左肩にシークレットエンブレムで
サウンドブラスターと同じ位置ですが、シャッタードグラスなのでマークの色が違う、と。

このように全てデストロンマークやシークレットエンブレムの位置に変遷があります。
当時品は、もしかしたら前期後期、国内版海外版などで更に違うかも知れませんが、さすがに
調べきれませんでしたw



なぜか、左右でカメラの向きが違ってますがw
デッキの蓋には左側と上に切り欠きが入っています。
上はおそらくですが、万が一イジェクトボタンで蓋が開かなかったときに開きやすいように、だと
思います。左の切り欠きは、何でしょうねぇ。サウンドウェーブも、閉めていると見えないだけで
蓋の側面には同じような切り欠きがあります。


蓋の開く角度は、サウンドウェーブのほうが大きいです。
ただ、形状的に蓋の回転軸が、蓋そのものに対してオフセットされているので、
最終的に開いた蓋と本体の隙間はあまり変わらず。
並べるとサウンドブラスターの蓋の厚みの中央くらいの位置に、サウンドウェーブの蓋が来ます。

出っ張っている割りには、サウンドブラスターもテープ入れ難くならないようになっています。
元からサウンドウェーブの蓋の回転軸がオフセットされていて、そのまま蓋を膨らませた形状なので
たまたまそうなっているだけなのかも知れませんがw


正面の青い帯のシールも、タンポ印刷になりました。若干、色が濃くなっていますが、コレは
シールの材質的にうっすら白が混じり、色が薄く見えていたためで、塗装とシールの色自体は
変わっていません。

右側はSTEREO MICRO CASSETE RECORDERの文字の開始位置が、上のシルバーの
延長線上になるように変更されていますね。
コレは、タンポ印刷化で変更になった部分なのですが、この帯のタンポ印刷はコレ以降に
発売された、e-HOBBY版SGサウンドウェーブでも仕様が違うので、このアンコール版
サウンドブラスター以外は全てシールの左端に沿っています。


背面を左右から。
サウンドブラスターには、腕になる部分に黒に赤い縁取りのラインがありますが、コレもタンポ印刷
です。同じくタンポ印刷のSGサウンドウェーブにも、色は違いますが印刷されています。

ですが、元はユーザーシールの部分ですので、アンコール版サウンドウェーブ以前は自分で貼るか
どうか選択式になります。

また、正面から青い帯の太いラインが後ろまで回ってきています。
アンコール版サウンドウェーブまではシールなので、ネジ穴が丁度塞がっていますが、
アンコール版サウンドブラスターはタンポ印刷なので、ネジ穴が見えていて、シールの模様が一部
欠けています。


電池ボックス内の商標部分は、上の円状の刻印の角度と、その中央の文字が変更されていて、
HasbroとTAKARAの間にも英数字5桁の刻印が追加されていますね。




武器はタンポ印刷ではなく、シールが出荷時から貼られています。
曲面に一周ですから、タンポ印刷の原理を考えれば、さすがに難しいところですね。
印刷ではなくシールになっているのは、この武器の部分だけです。

武器の名称は、振動ブラスターガンとエレクトリックランチャー。
パッケージ裏では、何故かガンが省かれて振動ブラスターになっていたりw
振動ブラスターガンの先端につけるメッキパーツは、ミサイルです。
ミサイルはスプリングギミックで飛ぶので、ミサイルは予備含めて3つ入っています。






 ロボットモード。
こちらも、単体写真はサボって比較からw

サウンドウェーブの青も良いですが、サウンドブラスターの黒と赤も非常に格好良いですね。


頭部ですが、アンコール 03 サウンドウェーブとは塗装が違います。
目が赤になって、おでこのシルバーが無くなり、下半分のシルバー塗装部分が増えていますね。

コレは、アニメでのカラーを再現したものです。

ちなみに、TFコレクション版のサウンドブラスターは当時品のトイそのままの黄色い目で、シルバー
部分もアンコール版サウンドウェーブと同じです。

アンコール版サウンドブラスター以前は、G1トイを当時のまま再現して発売するのが通例でしたが、
このサウンドブラスター以降、アンコール 22 ツインキャスト、アンコール 20A デバスター(アニメ
ver.)と、G1アニメ風での発売が続いています。
アンコール 23 フォートレス・マキシマスの発売も迫っていますが、今回はマスターソードが
組み立て後に再分解可能ということで、当時のままだけではない、プラスアルファを考えてくれて
いるようですね。

ちなみに、別の記事で紹介する予定ですが、e-HOBBY版SGサウンドウェーブは、どちらとも
違う塗装パターンになっています。
頭部の塗装パターン以外にも違うところがあり、SGサウンドウェーブはただのサウンドブラスターの
色違いでは終わっていません。まだ販売しているようですので、音波さん好きは是非ご検討くださいw


カセットレコーダー形態では触れていない変更点として、肩のシールもタンポ印刷化されています。
赤の色味が若干明るくなったのと、シールの材質により僅かに白っぽくなっていた他の色も
くっきりはっきりと見えやすくなっています。


脚は、膝部分のシールが、下側はタンポ印刷化、上は元々ユーザーシールで選択式だったところが
印刷されるようになりました。
ユーザーシールは、武器の前後、膝、前腕、カウンターの部分だけですので、ユーザーシールの
本体分は全てタンポ印刷され、武器だけは印刷が難しいので最初から貼ってあるように変更
されたことになります。




 ウイングシングとエネミー、マイクロカセット形態。
どちらも、アンコール 03 サウンドウェーブに付属のコンドルさんとは違う型なので、
初紹介ではありますが、あまり書くこともないので一緒にw

ウイングシングは非常に綺麗にカセットテープ状態になっていますね。
裏面だけなら、頭部がしっかりと収納されているエネミーのほうが出来が良く感じられるのですが。

また、ウイングシングとエネミーでマイクロカセット側の模様が違います。
ウイングシングは、同型のラットバットと同じ模様です。成型色と塗装色、中央の
シークレットシールの有無がラットバットとの違いになります。

エネミーはのカセット面はコンドルと近いデザインですが、文字の大きさや場所が違い、
同型のフレンジー/ランブルと同じ模様になっています。
ただ、アンコール版のフレンジー/ランブルでは省かれていた、腕にかかる模様が
きちんと印刷されていますね。
裏面の金色の部分が、アンコール版のフレンジー/ランブルでは金色のメッキだったのが塗装に
変わっています。
あとはウイングシング同様、成型色と塗装色、シークレットシールの違いだけになります。


あと、写真を撮り忘れてしまったのですが、このエネミーとウイングシングのシークレットシール、
残念なことに、アンコール版サウンドブラスターに入れても、大きなデストロンマークに被ってしまい
あんまり見えません。
前述のデッキ蓋のデストロンマーク、サウンドブラスターには今まで蓋に何もなかったのは、
このシークレットシールのギミックのためだと思いますので、ちょっと残念なような。
でも、蓋にマークのないサウンドブラスターは、TFコレクション版が復刻されていますし、
アンコール版サウンドブラスターは、G1アニメの再現性を高めた結果でもあります。

アニメ同様、胸に大きなデストロンマークがあるサウンドブラスターを選ぶか、
G1トイに忠実で、シークレットシールのギミックがちゃんと使えるサウンドブラスターを選ぶか、
なかなか難しいところですので、いっそ両方と言いたいところですねw

さて、カセットロンたちは変形手順をまだ紹介していない型ですので、
トランスフォームの過程もご紹介。
まずはエネミーから。


脚を根元から下げて、左右に開きます。


膝を伸ばして立たせたら、脚を正面に向けて、足首を後ろから押し出します。


腕を肩から左右に開いて、肘を伸ばします。
このとき、左右の腕を両方開くと、手首で抑えこまれていた頭がバネでピョコンと飛び出します。
最後に、背中に武器を背負えば変形完了です。






エネミー、ロボットモード。
顔は塗装されているので、ボイスチェンジャー版に近い印象ですね。
前述どおり、フレンジー/ランブル型を、元になったトイであるミクロカセットロボの
MC-01 ミクロスとほぼ同じ配色に変更したモノになります。

復刻版では、アンコール 19 カセット大作戦 vol.3のフレンジーとランブルから、
各部のシールがタンポ印刷になっているのですが、その2つは胸というかお腹に
デストロンマークのシール、背中(カセットテープ側)にシークレットエンブレムになっていました。

エネミーは、お腹にシークレットエンブレム、背面にシークレットシールと、仕様が変更されています。
他にも、胸の金色がメッキではなく塗装になったり、カセットテープ面での印刷のおかげで、腕に
ラインが増えてたりします。


この型は、サイズと発売時期にしては非常に可動が良く、肩は真上まで上げられ、肘は二重間接で
180度曲げられます。肩と上腕の間にロール軸があって360度曲げられるので、腕が前後に
振れない以外に文句のない出来です。
下半身も、太股でロール、膝も90度曲がると、股関節が固定なこと以外は十分可動します。
これは、当時のトイを見て頂けると、異常なまでの完成度です。

背中の武器は、対群衆フォノンブラスター。
カードを見ると設定的にはマイクロ波プラズマ銃というものも持っているようです。

ちなみに、フレンジー/ランブルの背中の武器はマシンガン。あっさりした武器名ですねw


続いて、ウイングシングもトランスフォーム!


翼を左右に開きます。


折り畳まれていた翼の先を伸ばし、翼の頂点部分にある爪を出します。
足を起こしたら、立たせます。


顔を起こして耳を立てたら、背中に武器を背負って変形完了です。






ウイングシング、コウモリモード。
横から見るととても薄っぺらいですが、前から見たときの大きさはカセットロン随一です。

ラットバットと同型で、変更点は成型色の他に、目が金色から黒に変更。
武器のメッキ色も金色からガンメタルに変更されています。
胸のシークレットエンブレムは同じで、背面のテープの覗き窓の部分がシークレットシールに
変更されているくらいです。


可動は、翼の根元が二重関節のようになっている他は、変形を活かした収納、展開のみ。
エネミーと比べると寂しい可動ですが、エネミーが当時にしては異常に動くだけですので、
これくらいで普通とも言えます。

背中の武器は、コンカッション・ブラスター。
カードの設定では他に、目にフォトン・ネゲイターがあるそうです。

このコンカッション・ブラスターですが、ややこしいことにサウンドブラスターの装備している
手持ちの銃、振動ブラスターガン(concussion blaster)の英名と全く同じ名前に
なってしまうんですねw
振動ブラスターという同じ仕組みで破壊する武器、ということで同じ名前なのかも知れません。

ちなみに同型のラットバットの武器の名前はエレクトロンレーザーガン。
ラットバットの背中の武器はアメリカでは単なるスラスターとして呼ばれているみたいです。



そんなわけで、トランスフォーマー アンコール 21 デストロン/情報参謀サウンドブラスターの
レビューでした。

子供心に衝撃だったサウンドウェーブの死ですが、あのガルバトロン樣が「特別な計らい」に
よってわざわざ強化再生してくれるという破格の待遇でもあったわけで、セイバートロン星を
爆発させちゃうような話もある中、どれほどサウンドウェーブが人気があったかが伺えます。

復活のシーンでは、以下のような微笑ましいやり取りも。

サウンドブラスター
    「待タセタナ。」
カセットロン一同、大喜び
ラットバット
    「我等の参謀が甦ったぞー!」
カセットロン一同、我先にとサウンドブラスターの胸にリターン。
サウンドブラスター
    「カワイイヤツラダ。」

同じ参謀格でありながら、死んだシーンもないのに死んだことになってたり、その後色違いが
チラッと出るだけの人もいますからねぇ...。

それではまた。