2012年12月23日日曜日

トランスフォーマー マスターピース MP-12 ランボルand MP-14 アラート。

本日は、トランスフォーマーのマスターピースシリーズから、MP-12ランボルとMP-14アラートを一緒にご紹介。

すっかりMPランボルを紹介しそびれていたのでついでに出しちゃえ的な。
正直、ランボルあるしアラートは買う必要ないかなくらいに思いつつ
つい買ってしまったわけなんですが、アラートも買ってよかったと思いました。

それはそれとして、このサイズでボールジョイントを一切使わずに
変形と十分な可動をする素晴しいアイテムになっています。
変形も複雑すぎずタイト過ぎず丁度良い塩梅で、脚の変形などとても良く練られた
構成になっているので、変形がとても楽しく、ビークル、ロボットどちらも格好良いと
オススメです。


まずはパッケージから。




全く同じ構図のように見えて実はちょこちょこと違うんですね。
MP-11スタースクリームとMP-11Sサンストームもそう言えばそうでした。
パッケージ表のランボルギーニのエンブレムが目立ちますが、
底面にもホログラムシールでランボルギーニのライセンスが保証されています。




中身。
ランボルのパイルドライバーの代わりに、アラートには放電エフェクトパーツが
付属します。
また、ランボルはamazonで購入したので特典のシルバーメッキのパイルドライバーが
付属しています。


このシルバーメッキのパイルドライバーは、第19話バージョン。
「対決!ダイノボットPART2」で使用されたもの。
箱に封入されているわけではなく、端に見える白っぽいテープで
箱の外側に留められていました。

あまり興味をそそられなかったのでこちらは開封すらしていませんw

ちなみに元々付属している黒いほうは、
第59話「インセクトロンの謎」で使用されたバージョンです。




MP-12ランボルの説明書とカード。
今回、説明書がブックレットではなく紙一枚になってしまったのが少し残念ですが
情報量はバッチリです。紙だと折り目から痛みやすいのだけが難点ですね。




MP-14アラートも同様に。
カードのイラストはさすがに流用されているようですね。
説明書の裏を撮り忘れていましたが、きちんとランボル、アラートを使用して
変形方法が説明されています。


中身を取り出して付属品と。
品数としてはランボルのほうが多いですが、パイルドライバーは遊びづらいので
放電エフェクトのアラートのほうが良くように思います。

続いて、本体。
まずはランボルのビークルモードから。






リア付近の左右の分割線や、ドア周りの分割線が目立ちますが、
さすがランボルギーニの監修を受けているだけあって、とても格好良いです。
ただ、せっかくビークルの外装が全塗装なのに、塗装が残念な個体が多いので
とてももったいないという印象ですね。






アラートのビークルモード。
消防指揮車ということで、パトランプやエンブレムが追加されています。
ランボルより後発のおかげか、アラートはあまり塗装の酷さを(ランボルほどは)
聞こえてきていません。
実際、我が家のアラートもランボルに比べれば塗装が良くなった感じがしますね。


塗装で問題が出がちな部分のアップなど。


ウチのランボルはヘッドライト内部のシルバー塗装が汚かったりします。
アラートではヘッドライト内部は綺麗でしたが、サイドのウィンカー部下に塗装剥げを
補修した後が。結構雑な直しですが、幸い目立たないのでまぁ良いかな、と。




サイドミラー周りが汚なくなっている個体も結構見掛けます。
気泡があったりダマになっていたりとか。




ドアとエアインテークの黒塗装も、ランボルは結構塗りきれていません。
はみ出してるよりはリタッチしやすい分マシですがw
アラートは幾分マシになっているものの、完璧とまではいかないくらいですね。



テールランプも、ランボルはきちんと塗れていない場合が多いです。
せっかくランボルギーニの細かい印刷が格好良いのにもったいないですね。
ここもアラートは満足できるレベルになっていました。






2台並べて。
個人的に、実写のカウンタックは黄色か赤のイメージなので、
ランボルのほうが(ボンネットの主張を除けば)実写イメージに近いですね。
少し遠めから見れば塗装のアラも気になりませんし。

比べて、アラートは現実には存在しない、消防指揮車仕様のランボルギーニということで
あまり深く考えずにただ、アラートカッコイイと感じられる気がします。
説明書には、「サイバトロンの仲間や民間のレスキュー隊を先導する際有効な形」と
あります。確かに目立ちますもんねw





ロボット時の武器は、きちんとビークル時でも装備できるので、
(パイルドライバーと放電エフェクト以外は) 余剰になりません。
また、ランボルはルーフの接続穴がスプリングで閉じるようになっているので、
外している時に穴が目立つということもありません。

アラートはパトランプに普通に穴がありますが、
穴のおかげでクリアパーツが見える部分が増えて情報量が増している気もw



アラートのパトランプは、ランボルの武器接続穴に挿さっているだけなので
簡単に抜けます。
周りの色が白なので目立ちますが、アラートもスプリングで穴が塞がるようになっています。

ということで共通の機構を使った追加パーツですので、ランボルにパトランプを装備する
ことも、もちろん可能です。


続いて、ロボットモードです。





まずはランボルから。
初代アニメを再現しつつ、ディティールを追加して情報量を上げたような造形に
なっていて、これ以上ない造形ですね。
ビークル時はほぼ全塗装でしたが、ロボット時は成型色のままの部分が多いです。
賛否両論あるでしょうが、個人的には塗装は剥がれが気になるので、成型色そのままの
ほうが好みです。
顔は集光機能こそないものの、どうやら目が別パーツになっているようで
塗装のはみだしもなく非常に綺麗に塗り分けられています。






アラートのロボットモードです。
ランボルから、頭部、胸、肩がリデコになっています。
肩のタイヤはダミーパーツになっているのが少し残念な部分ではありますが、
ランボルを既に持っていた人にはダミーであることは分かりきっていたことですので、
ガッカリ感は全くないです。
予備情報なくアラートだけ購入された方はもしかするとガッカリな部分かも知れません。


各部比較。


まずは頭部から。




頭部は、後ろ半分と顔が新規造形になっています。
変形の都合で丁度いい具合に頭部が前後に開くので、その部分と
顔というか目のパーツ?が新規になっています。



目は並べて良く見ないと分からないくらいの違いではあるんですが、
前線で戦うことの多いランボルの厳しい目付きと、
後方待機の多いアラートの温和な目付きとで、結構別人になっていますね。


肩も新規造形。
ダミータイヤが肩の横に張り付いた形になり、タイヤの分細くなっています。



胸には、丸いパーツが2つ造形されています。
この丸いパーツが何なのかはよく分からないのですが、
アラートはセンサーが鋭敏らしいので、私の脳内では追加センサーということになっています。






ランボルで塗装されていた、股間のパネルの▽や肩というか襟の部分が
色分けされていなかったり、前腕がシルバー塗装されていたりと、
ちょっとした変更点があります。

続いて武装した状態で。





ランボルはミサイルランチャーを左肩に配置するのが定位置になっていますが、
もちろん右肩にも装備可能です。
フレアーガンは左右にダボがあり、両手どちらでも保持可能です。






アラートは右肩にロケットランチャーが定位置。
微粒子ライフルは、パッケージや説明書写真では左手に持っていますが、
流用のためかカードイラストでは右手に持っています。
公式に左利きというわけでもなさそうなのでお好きな方に持たせるのが正解のようです。

説明書見る限り、ランボルのミサイルランチャーは通常は夜間の照明弾、場合によって実弾やレーザー、火炎放射となっており、アラートは消火剤や救命具を好んで装填しているが、実弾やレーザーも発射可能と、
どちらも何でも発射できそうなので、呼び方に意味はなさそうですw

余談ですが、日本では一時期無誘導のものをロケット、誘導式をミサイルと
していた時期があったそうで、ロケット打ち上げの際に無誘導で飛ばすという
無茶をしていたそうです。
その名残がロケット打ち上げ装置の発射角なんだとか。
当然、ロケットを無誘導で飛ばすのには無茶があったので早々に誘導式に改められました。


続いて付属品。


武器は造形は同じで成型色とシルバー塗装の有無があります。



ランボルはパイルドライバー。
前述しましたが、第59話「インセクトロンの謎」での使用バージョンです。
拳を変形前の状態に戻すと、丁度良い凹凸があるのでそこに嵌め込みます。

正直使いどころが難しいですw



アラートは放電エフェクトパーツ。
アニメ第23話「ネガベイターを奪え」の回の再現用ですね。

上からスッポリと耳に被せる方式。左右が繋っているので後ろから見ると
ちょっと目立ちます。


可動とか。



首は2軸の軸関節。このサイズで首を2軸関節にするのは大変だと思いますが、
ボールジョイントを使わずにこの可動は素直に嬉しいですね。
上下は上の写真くらい、横は360度回ります。

このMPランボル、MPアラートは、高額路線のマスターピースシリーズではありますが
サイズもあまり大きくなく、お値段もそんなに高い訳でもないお手頃な商品ですが、
一切ボールジョイントを使っていないのが、本当に素晴らしいです。

ボールジョイントは、小さい場所でも仕込めるのとコスト面で優れていますが、
耐久性と可動範囲に難があるので、個人的に高額商品では使用して欲しくありません。
BJ全盛時代もありましたが、現在のタカラトミーは高額商品以外でも
極力ボールジョイントを使わない姿勢を貫いているのも、
タカラトミーを応援したい要因の一つですね。


ロケットランチャーも基部で上下に可動。45度くらいまで。


肩は上には110度くらいですが、変形の都合で胴体側も上下に可動するため、
両方併せると140度くらい上がります。


同様に、下方向にも胴体側の可動を使って20度ほど下げられます。


前にもこれくらいまで出せます。


肘は90度。


手首は360度のロールと、変形機構の遊び部分を活かして気持ち程度のスイングが可能。


手は指4本が開閉可能。


腰は360度ロール。


股関節は左右に180度開脚可能。


前後は後ろがパンツに干渉するものの、少し広げて避ければ180度開脚可能。


膝も90度。


足首は前後左右に2軸の可動式ですが、干渉のためほとんど固定。
若干内側に曲げられる程度です。

最後に。
2体揃えると、スカイラブハリケーンも出来ますよ!!




どっちが政夫でどっちが和夫だったか忘れましたが、立花兄弟ごっこが捗ります。

そんなわけで、トランスフォーマー マスターピース MP-12 ランボルと
MP-14 アラートのレビューでした。

塗装以外はどちらもとにかく異常なほどに出来が良く、変形して楽しい、
ビークルモードが格好良い、ロボットモードの造形が良くて可動も良く遊びやすいと
非の打ちどころが(塗装くらいしか)ありません。
その塗装もアラートはだいぶ改善されているように思いますので、
様子見をしていた方は、手を出してみては如何でしょうか。

このサイズとこの価格でこの出来は本当に驚きですよ。

それではまた。